子宮頚ガンは、膣に近い子宮頚部にできるガンで、子宮ガン全体の約7割にあたります。同様に50歳以上の中高年層で子宮頚ガンにかかる人は、この20年間順調に減少していますが、20〜24歳では約2倍、
25〜29歳では3〜4倍に急増しています。ワールド健保においても、厚生労働省のがん検診に関する検討会の報告を受け、対象年齢を20歳からとし2年に1回の検診を実施します。
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子宮頚ガンは、STD(性感染症) |
今、女性に増えている、STD(=性感染症)って知っていますか?ウイルスなどが性行為によって感染し、発症する病気です。子宮頚ガンの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の感染であることが明らかになってきており、子宮頚ガンの発症患者99%にこのヒトパピローマウィルスの感染が認められています。このウイルスは、ヒトの皮膚や粘膜に良性の腫瘍(イボ)を作ります。その中のある種のものが発ガンに関与しており、性交により子宮粘膜から子宮細胞の中に取り込まれて感染し、子宮頚ガンを発症するのです。 |
ヒトパピローマウイルス感染の予防法は?
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他の性感染症予防と同様、
正しくコンドームを使用することです! |
子宮頚ガンには20代から注意!
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性交渉の開始年齢が子宮頚ガン発症に大きく関与していると言われているので、発症は20歳代から急増し、30歳〜40歳代がピークになります。 |
ガンの初期は、自覚症状はありません!
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ガンの初期、いわゆる早期の段階では、自覚症状がまずありません。ガンの進行により、不正出血やおりものの異常がおこります。 |
早期ガンであれば「子宮を残せる」
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ガンの進行は、通常T期からW期に分けられます。子宮頚ガンは、前ガン状態である0期や初期のT期までの期間が長いため、定期検診によりこの段階での発見が可能となります。初期の発見であれば、子宮や卵巣を残す治療も可能です。定期的な検診の受診が重要となります! |
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2年に1回の子宮頚ガン検診で、あなたの命と子宮を守る!
子宮頚ガン検診は、2〜3年に1度の受診頻度で有効性が示されています!
検診対象の年は必ず受診しましょう!
(厚生労働省《乳がん検診及び子宮がん検診の見直しについて》がん検診に関する検討会中間報告 平成16年3月より)
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検診では何をするの? |
問診、視診・内診などの診察と細胞診を行います。所要時間は5分程度で、
痛みはほとんどありません。 |
診察では何をするの? |
片方の手の指を膣内に入れ、もう片方の手でお腹を押して、子宮、卵巣、
子宮周辺を触診します。 |
細胞診では何をするの? |
子宮頚部の粘膜細胞を綿棒などで擦り取り、肉眼ではわからない初期の
病変を顕微鏡で調べます。 |
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