20歳代のみなさんは初めて受ける方も多いと思いますが、なぜ20歳代からガン検診が必要になったのでしょう?
子宮(頚)ガンは、性交渉によって感染するウイルス(ヒトパピローマウイルス)によって引き起こされることが明らかになり、性交渉が多様化する中、40歳以上では年々減っていますが、20歳代〜30歳代では逆に増えています。特に20歳代で子宮(頚)ガンを発症する人が急増しています!1年間に約7,000人の方が子宮(頚)ガンと診断され、約2,000人の方が亡くなっています。 つまり20歳以上のみなさんに定期的なガン検診が必要なのです。
性交渉のある人であれば誰でもウイルス感染の可能性がありますが、このウイルスに感染したからといって必ずガンになるというわけではありません。感染によって起きた軽度の細胞変化(前ガン状態)の場合は、その9割が自然消滅します。
前ガン状態からガンになるには、5年〜10年とゆっくり変化していきますので、2年に1回の定期検診を必ず受け、自分の子宮頚部の細胞の状態を確認するようにしましょう。

また、何か気になる症状があれば、次の検診を待たずに早めに婦人科や女性外来を受診するようにしましょう。

 子宮頚ガン検診の原因や予防についてはこちらをご覧ください→『子宮ガン検診』

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