子宮(頚)ガンの検査では、細胞診のほかに『内診』という検査があります。
これは膣や子宮の入り口である子宮頚部、子宮、卵巣の様子を見るためのもので、この検査は婦人科ではとても基本的な検査です。 内診では、医師が片方の手の指を膣内に入れて、もう片方の手でお腹を押して子宮、卵巣、子宮周辺の状況を調べます。また、外陰部や膣の状態、おりものの色や量、子宮頚部のびらんがないか、子宮の位置や大きさ、硬さや動き、圧痛がないか確認します。また、 子宮筋腫や子宮内膜症、子宮頚管ポリープなどの病気についても医師のチェックが行われます。
もし、普段から不安に思っていることや気になることがあったら、検査を受ける際に勇気を出して進んで医師に伝えてみましょう。先生もきっとあなたの疑問に答えてくれるでしょう。お腹の中、子宮の周りの状態を自分で知ることはできません。細胞の状態はもっと分からないですよね。
何年も検診を受けていない方や過去に何らかの異常所見があった方、20歳代で初めて検診を受ける方は、必ず検査を受けてくださいね。

※何か気になる症状のある方は、次の検診を待たずにまず専門医を受診しましょう。

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