◇ 細胞診の方法は?
医師が、子宮頚部(子宮の入り口)の粘膜細胞を専用の綿棒や小さなブラシで擦り取り、細胞を採取します。その細胞に特殊な染色を行い顕微鏡で観察し、肉眼ではわからない初期のガン化している細胞や前ガン状態の細胞がないかを調べます。

◇ 結果の見方は?
子宮(頚)ガン検査の結果は、クラスT、U、V、W、Xで表記されます。クラスVは、Va【炎症・異型上皮(ガンに移行する可能性がある状態)疑い】と、Vb【悪性疾患が疑われる状態】に分けられますが、どちらも精密検査が必要です。クラスW・Xは【早期のガンが疑われます】。早めに医療機関を受診し精密検査を受けましょう。
つまり、細胞診の結果が『クラスV以上』の場合は、婦人科の専門医を受診して精密検査を受ける必要があるということです。

◇ 精密検査が必要だといわれたら?
婦人科の専門医を受診すると、医師により組織診が行われます。これは、『コルポスコープ(膣拡大鏡)』を使って子宮頚部を拡大しながら、病変組織の一部を採取して顕微鏡で調べ診断する検査です。


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