生理の周期(月経1日目から次の月経まで)は、だいたい28日前後といわれており、25〜38日と多少個人差があります。その規則的な周期は、主に2つの女性ホルモンによって調節されています。<下図参照>
生理が終わると排卵直前までエストロゲンが多量に分泌され子宮内膜が厚くなり、排卵が起こります。その後、エストロゲンプロゲステロンが分泌され、受精卵が着床しやすいように子宮内膜がさらに厚く、ふかふかになります。妊娠が成立しないと、この2つのホルモンの分泌量は徐々に減り、不要になった子宮内膜は剥がれ落ち出血して、次の生理がくるのです。生理は、妊娠に関係あるだけでなく、女性の健康のバロメーターでもあります。
生理の周期が不規則であったり、痛みが強い生理が9日以上続く場合などは、女性特有の病気が隠れていることもあります。気になる方は、婦人科を受診しましょう。

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