もともと肩コリの多い日本人ですが、多くの方が頭痛の時に肩コリを伴っています。いわゆる「頭痛持ち」の頭痛は主に緊張型頭痛片頭痛ですが、実際に緊張型頭痛患者の方のほとんど、片頭痛患者の方の75%が、頭痛前や頭痛時に肩や首のコリを感じていると言われています。
緊張型頭痛は、日常生活に影響を及ぼすほどの痛みではありません。長時間同じ姿勢で仕事をした時などに肩や首の筋肉が緊張して起こります。
片頭痛では日常生活に支障がある、動くとガンガン響いて辛いほどの痛みになります。意外かもしれませんが、片頭痛の前触れの症状としては肩コリが一番多く、片頭痛が起こる前に肩コリがひどくなってきて、首から後頭部に向かって肩コリがグーッと上がってくるというように表現される方もいます。
緊張型頭痛の場合、温めることは改善の効果があり、入浴などでリラックスすると緊張が取れ痛みが和らぎます。しかし、片頭痛では血管が更に拡がり痛みが増しますので温めてはいけません。いずれの頭痛も、冷やすことは改善の効果があるので額やこめかみ・痛む部分を冷やすとズキンズキンする痛みが軽くなりますし、痛くなりそうなときの予防にもなります。
肩コリを感じる時、頭が痛くなりそうな時は、冷却シートを使ったり、用意できない場合は缶ジュースを使うなどして対処してみてくださいね。

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