TOP /健康診断トップヘ健康診断の見方
 




事業所(会社)が毎年行う健康診断は、安全衛生規則第44条に則り行われています。
健康診断の結果は「病気を発見すること」とともに、自身の健康状態を確認して「健康づくり」に役立てていただきたいと思います。
 
『個人情報の取扱いについて』
健康診断に関する個人情報の取得及び利用の管理責任を明確にするため、以下の通り運営主体を明確にします。
法定健診:事業所/法定外検診・特定健診:ワールド健康保険組合
健診運営を事業所・健康保険組合がそれぞれ独自に行うことは、社員の皆さまに様々な負担をおかけするだけでなく、健康診断の効
果的実施の妨げになる恐れがあることから、 本健診関連個人情報については事業所と健康保険組合が共同して利用することとさせ
て頂きます。

健康保険組合では、この法定外検診(各種がん検診・歯科検診)・特定健診における個人情報を「特定健診及びその他の検診における
個人情報の取扱いについて」の内容で取扱います。
同意いただけない場合は、法定外検診・特定健診を受診できない場合がありますので、受診の際は必ず「特定健診及びその他の検診
における個人情報の取扱いについて」をご確認いただき、「同意確認書」にて同意の上、受診下さい。
次年度以降も特にお申し出のない限り、同意の意思にかわりないものとさせていただきます。


健診項目||健保追加項目||健康診断結果 の見方









胃がん検診
35歳以上
胃部レントゲン検査
大腸がん検診
40歳以上
便潜血検査(2回法)
子宮(頚)がん検診
20歳以上で偶数歳の方
子宮頚部の細胞診・診察・内診
乳がん検診
30歳代
超音波検査・視触診
40歳代
超音波検査・マンモグラフィ2方向・視触診
50歳代
マンモグラフィ1方向・視触診

健康診断結果表の裏面もご覧下さい。
項目 基準値 内容
BMI 18.1以上、22.0未満 肥満の程度を表す。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
BMIの標準は「22」
(やせ≦18.5 肥満≧25 )
腹囲 男性:85cm未満
女性:90cm未満

腹囲は内臓脂肪が蓄積しているかどうかの目安になります。男性:85cm以上、女性90cm以上は、CT検査(腹囲の断面図)での内臓脂肪面積100cu以上に相当し、動脈硬化が進行している可能性があると考えられます。

血圧 最高血圧 140mmHg未満
最低血圧  90mmHg未満
高血圧から起こる合併症として「脳卒中」「心筋梗塞」「腎不全」があげられます。気がつかない間に進行するので、定期的に血圧を測り、高い値が続くようなら医師に相談しましょう。


尿蛋白 (−) 腎臓や尿路系に異常があると尿蛋白がでます。健康な人でも発熱や疲れで一時的に陽性が出ることがありますが、年の為再検査を受けておきましょう。糖尿病がある場合、合併症の可能性が高いので必ず医師に相談してください。


尿糖
血糖
HbA1c(NGSP)

(−)
空腹時 110mg/dl未満
食後2時間未満130mg/dl未満
5.6%未満

「尿糖」「血糖」は糖尿病発見の指標になります。ただし、健康な人でも食事・ストレス・妊娠の他、腎性糖尿といって先天的に糖が出やすい体質の人もいます。
「HbA1c」は過去1〜2ヶ月の平均値が分かります。直近の食事の影響が少なく、血糖値のコントロール状況がわかります。

赤血球数

ヘモグロビン
(血色素量)
男:400万〜570万/μl
女:370万〜500万/μl
男:13.5〜18.0g/dl
女:12.0〜15.0g/dl
「貧血」とは血液中の赤血球の数、またはヘモグロビン(血色素)の量 が減少している状態をいいます。赤血球の中に含まれるヘモグロビンは、身体組織に酸素を運ぶ大切な役割があります。「貧血」の原因は鉄分の不足、骨髄の働きが悪く血液を作らない、あるいは身体のどこからか出血していることが考えられます。

LDL-コレステロール
(LDL-C)
中性脂肪
(T-G)
HDL-コレステロール
(HDL-C)
70〜120mg/dl

150mg/dl未満

40mg/dl以上
血液中のコレステロールと中性脂肪値が高くなると、動脈硬化を促して心臓病や脳血管疾患にかかりやすくなります。コレステロールには善玉 と悪玉があり、善玉(HDL-コレステロール)は、動脈硬化の進行を抑える働きがあります。悪玉(LDL-コレステロール)は、コレステロールを運搬する働きをしますが、血液中にその量が多くなると血管壁に沈着して、動脈硬化を促進します。中性脂肪・悪玉コレステロールは食べ過ぎ飲み過ぎ、運動不足によって増え、動脈硬化を促進させます。


GOT
GPT
γ-GTP
40IU/l未満
45IU/l未満
70IU/l未満
肝臓の機能を測る検査です。肝臓は沈黙の臓器と言われ、自覚症状が出にくく、健康診断で初めて肝臓の障害を指摘される人も多くみられます。
胸部X線   レントゲン写真によって左右の肺や気管、心臓、大動脈などの病気がわかります。
心電図   不整脈、心筋症、心肥大等の発見に有効です。
胃がん検診   バリウムを飲むことで、胃及び食堂や十二指腸を写します。臓器の形の変化や異常(炎症や潰瘍など)がわかります。
大腸がん検診   便潜血反応で肉眼で気づかない出血を発見します。大腸や直腸のポリープやがんの発見に有効です。
子宮(頚)がん検診   診察(問診・視診・内診)と細胞診を行い、子宮頚部がんの有無、子宮周囲・卵巣などの腫瘤の有無や状態を調べます。
乳がん検診   視触診・マンモグラフィ・超音波の検査で乳腺内の病変の有無を調べます。年齢に応じた検査を選択することで効果的に発見できます。